信用取引に関する疑問

逆日歩とは

 投資家が信用売りを行った場合、証券会社は自己売買部門で調達しようとします。それでも株券が不足する場合は、証券金融会社から株券を借りてこなければなりません。

 証券金融会社は、証券会社からの貸株や融資資金の申込みなどを集計し、調整します。大抵の場合は、売り方と買い方で調整されるのですが、貸株の希望が多すぎると証券金融会社でも、株不足となり外部から調達してこなければならなくなります。この場合の株券の調達先としては、生命保険会社や損害保険会社、銀行などとなります。その際、借り賃が必要となります。この借り賃が「逆日歩(ぎゃくひぶ)」です。

 通常、買い方が融資のための金利を支払いのですが、株不足のときは売り方も費用を負担することになります。逆日歩が発生している間、売り方の負担となるため、長期化すると負担が大きくなります。このため、逆日歩は売り方の買戻しの圧力に要因になります。

 証券金融会社は、逆日歩が発生している銘柄を日々公表しています(日本経済新聞に掲載されます)。また需給関係が悪化して株券の調達が困難になる場合は、注意喚起します。それでもなお、売り残高が増え続けたりすると貸株を制限、停止することもあります。




2006年08月07日 23:34