その他、取引に関する疑問
裁定取引とは
同一商品でも、市場が異なると価格にゆがみが生じることがあります。この同一商品での価格差(スプレッド)を利用して利益を稼ぐ取引を「裁定取引」といいます。
例をあげてみます。ある時点での現物の指標の日経平均株価が11,500円、日経平均先物が12,000円だったとします。この場合、日経平均株価が割安、先物が割高ということになりますので、日経平均を買い、先物を売ります。その後、日経平均と先物の価格が一致または接近した時点で、反対売買します。仮に日経平均も先物も12,500円になったとします。日経平均は11,500円で購入したので、1,000円の利益がでます。日経先物は12,000円で売って、12,500円で購入しますので、500円のマイナスです。差し引き500円の利益がでることになります。
裁定取引のメリットは、裁定取引を行った時点で利益が確定することです。東京証券取引所は、裁定取引による現物株の買い残高、売り残高を公表しています。買い残高が増えるということは、裁定取引解消の売りが増えることが予想されます。特に3ヶ月ごとの先物の最終売買日での買い残高は相場を押し下げる要因になります。
2006年08月07日 23:40